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サカモトテクノは、自転車フレーム(車体)メーカーとして、創業50年あまりの会社であります。
堺は、鉄砲鍛冶の時代(織田信長の頃)の昔より鉄の加工に専念し、
鉄砲、刃物、自転車へと生産品が移り、また、線香、染物と昔より有名な地場商品がある町です。
 
自転車は、明治初期に初めて日本に船来(輸入)自転車として登場しましたが、当時の自転車は故障も多く、また止めるためのブレーキもなく危険な乗り物でした。
これら船来自転車の修理を行ううちに、日本人特有の工夫を考え、鉄の材質も鋳造部品に切り替え、ロウ付き溶接(銅の溶接)や漆塗装技術等、堺は明治時代に独自の自転車作りを確立し、昭和の時代に世界の頂点を極めました。
そして、時代とともに、自転車は台湾から中国へと生産拠点も移り、今では日本の自転車の90パーセント以上が中国製となりました。
 
我が社も平成12年にはフレームメーカーとして日本の頂点まで(年間148万台)登りましたが、
その後、得意先の衰退によりフレーム作りを断念して平成17年、現在の完成車製造卸に転業いたしました。
 
現在の生産拠点は中国ですが、企画・検査・アイデア・品質等は自社の「こだわり」があり、
堺の血統を忘れることなくメジャーな完成車メーカーを目指し、他にはない「ものづくり」をコンセプトに
デザインだけでなく、機能面や商品スペックにも配慮したニーズの有る自転車メーカーとして、より良い製品作りに努力し、自転車の進化と普及に貢献して行きたいと考えております。
 
また、堺市・大阪府・商工会議所等団体より堺を発信する自転車を造るという「おおさか地域創造ファンド」支援を受け、
平成21年に「パパチャリサカイ」として「リキューロータリー」を世に生み出しました。
 
「物のはじまりみな堺」を合言葉に、ものづくりは常に堺の伝統と考え、
日々初心に帰る気持ちを忘れず、乗っていただくお客様には「安心と快適さ」を買っていただきたいと考えております。